バスケ好きには伝説となっている国民的人気のバスケット漫画 ”スラムダンク” から、今回は各ポジションにおける役割を説明していこうと思います。
役割を理解している、していないではプレーの質が大きく変わります。
バスケットを始めたばかりでよくわからないという方、適材適所という言葉があるようにポジションによって輝ける人がいます。
自分のタイプをよく見極めてみてくださいね。
Contents
C センター
向いているタイプ
- 高い身長、相手を圧倒するフィジカルを持っている
- リバウンドやスクリーンでチームプレイに貢献できる
- ゴール下での確実な得点力とディフェンス能力がある
インサイドの砦となって相手に立ちふさがるため高さとパワーが求められるポジションがセンターです。
スラムダンクでは、センターに名を連ねる猛者に高校生にして、2mを超えるような化け物的高さを持つ選手から、高さ、パワーだけでなく巧さを備えた選手まで登場します。
中でも高校最強と呼ばれるセンターの河田は、成長するごとに身長が伸びていき、すべてのポジションをこなしながらセンターになったため、他のセンターとは速さ、巧さが段違いの選手です。
センターのポジションでは、ゴールに背を向けてのプレーが多くなります。
パスを受けたらマークについたディフェンスを見ながらゴールを確認します。
ここに翔陽の花形のようにフェイダウェイシュートなど、いくつかのシュートパターンを持っておくことで、フィニッシュまで持ち込みやすくなります。
センターのリバウンドをとる確率が高いほど、攻守において大きなアドバンテージが生まれるスポーツがバスケットボールです。
”リバウンドを制す者は試合を制す”といわれるぐらいです。
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オフェンス面、ディフェンス面において、大黒柱のような安定したプレーが求められるポジションであり、センターがマッチアップで勝負にならないとワンサイドゲームになる可能性があります。
攻撃面において、オフェンスの形をつくるのはポイントガードですが、ハイポストやローポストからドリブルやパスによって局面を変えていくのがセンターの役割です。
センターはゴール下からすべての選手の動きを見て、第二の司令塔として味方に指示をだしましょう。
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ボックスアウトで相手を前に出させない技術を磨くこともセンターには求められます。
湘北の赤木の”ハエタタキ”、”ゴリラダンク”のような豪快なワザが決まれば、流れを手繰り寄せるきっかけにもなります。
F フォワード
向いているタイプ
- リバウンドをキャッチできる高さと能力
- スクリーンで体を張れるフィジカルの強さ
- ゴール付近から3ポイントまで幅広いエリアで決められる
アウトサイド・インサイドで、攻守にわたって活躍することを任せられるのがフォワードというポジションです。
フォワードには2つ役割があり、アウトサイドを主戦場としながらインサイドにも侵入して突破するスモールフォワード、インサイドで体を張りシュートを狙うパワーフォワードにわけられます。
スラムダンクでいえば桜木花道はパワーフォワード、流川はスモールフォワードですね。
パワーフォワードはリバウンドやスクリーンで体を張り、ゴール付近では確実なシュートを決められる技術が求められます。
桜木は自らの得点不足をなくすため、シュート2万本の合宿をしたりと努力を惜しまず、インサイドのみの攻撃から昇華した天才です。
山王戦でマッチアップした野辺とは激しいリバウンド合戦を、河田弟とは体を張って巨漢を止める底なしのパワーを見せつけます。
パワーフォワードに求められる動き
①スクリーンをかけて味方のアシストをする
パワーフォワードはセンターとスモールフォワードの中間のポジションです。
アウトサイドからインサイドへつなぐプレイのために、スクリーンプレーの高い技術が要求されます。
コート全体を見て誰を生かすのか考えてポジショニングをする必要があります。
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②セカンドチャンスを狙う動き
スクリーンと連動した動きによって広いスペースを使ったプレーをすることで、戦術の幅をひろげることができます。
③アウトサイドまでプレーエリアを広げる
コート上を走り回ってアシストするため、コート全域をカバーできる強靭なスタミナが必要となります。
一方、スモールフォワードは万能なプレーが求められ、外からでも中からでもシュートを打って得点を狙います。
流川は天上天下唯我独尊男として、仲間にパスをせず、自ら切り込み、自ら得点を決める“チームプレー”には縁遠い男でした。
しかし、流川も山王戦で”仲間を生かすために相手をひきつけてパスを出す”という、ディフェンス側からしたら厄介な進化をとげます。
このポジションはファウルをもらう確率が高いポジションなので、フリースローによる得点能力も求められています。
スモールフォワードに求められる動き
①得点源としてゴールを狙う
勝敗を大きく分けるポジションのため、各学校の”エース”が担うことの多いポジションです。
広い視野で選手の動きを読みスペースを見つけ出す能力が求められます。
②多くの得点パターンを身につける
ゴールを量産するために、内外問わずに得点を取ることが求められます。
そのため、全ての角度から様々なシュートの練習が必要です。
③1対1のオフェンス能力
ディフェンスにガンガン仕掛けていかなくては、アシストも自ら得点もできません。
高い攻撃意識をもってゴールへ向かいましょう。(2ページ目へ)