バスケットボールの歴史を作った偉人、ジョージ・マイカン。
“Mr. バスケットボール”の愛称で親しまれ、それまでのバスケットボールの概念を悉く塗り替えてきた怪物センターです。
そんな彼がこれまでに作り変えたルールの数々を紹介します。
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プロフィール
生年月日:1924年6月18日
出身:アメリカ合衆国イリノイ州
身長:208cm
体重:111kg
殿堂:バスケットボール殿堂(1959)
背番号:99
ポジション:C
愛称:Mr. バスケットボール(Mr. Basketball)
大学:デポール大学
歴代の偉大な50人の選手に選ばれる。
記録
5度のNBAチャンピオン(1948 1949 1951 1952 1953)
4度のオールスターゲーム出場
3度の得点王
1度のリバウンド王
NBA25周年(1970)、35周年(1980)、50周年(1996)に発表された各オールタイムチームの全てに名を連ねる
その他、NBAが出来る以前に混在していた様々なリーグで数々の記録を残した。
ジョージ・マイカンってどんな選手?
現在、バスケットボールは“巨人のスポーツ”とされていますが、1940年代以前は身長180cm程度の選手が主流で、“ダンク”を出来る選手もほとんどいませんでした。
ビッグマンという存在は“のろま”な存在とされており、彼らの活躍する場所はほとんどなかったのです。
そのため、当時としては異例の208cmという体躯に、俊敏生も兼ね備えていたマンカンの登場は、バスケットボール界に大きな革命を起こしました。
あまりに強力な彼を少しでも抑えようと新たなルールが次々と作られ、現在のバスケットボールの基礎を作りました。
また、彼は現在の“センター”というポジションの元祖でもあり、彼が大学時代行っていた“マイカンドリル”は時代を越えて受け継がれています。
(関連記事:『ゴール下のシュート率アップ!マイカンドリルの練習方法!』)
マイカンが作り変えたルールの数々!
ゴールテンディング
大学時代、彼がリングに落ちてくる相手のシュートを、リングに入る前に悉くブロックしてしまうため、1943年から導入されました。
ゴールテンディングは、リングより上にある落下中のシュートをブロックしてはいけないというもので、もしもボールに触れた場合、カウントになります。
ペイントエリア(制限区域)を拡大
当時、ゴール下に設けられているペイントエリアは6フィートでした。
しかし、あまりにも彼のポストプレーが強力で誰も止められないため、ペイントエリアが6フィートから倍の12フィートに拡大されました。
マイカンのポストプレーを妨害するために作られたことがあからさまなこのル-ルは、“マイカン・ルール”とさえ呼ばれました。
ショットクロック(24秒バイオレーション)
圧倒的な力を持つ彼がいると勝てないため、相手チームは点数がリードした瞬間にボールを保有し続けるようになりました。
1950年11月22日のレイカーズ対ピストンズ戦では、NBA歴代最低記録である18−19という“ありえない最終スコア”が記録されました。
当然、ボールを保有し続ける試合は面白いはずもなく、観客からは大ブーイング。
これを対処するために、「24秒以内に攻めなければならない」という“ショットクロック”が導入されました。
まさに“怪物”のような強さですよね。
次々にルールを作り変えた規格外のスーパーセンター、ジョージ・マイカン。
是非、彼の“マイカンドリル”を取り入れて、ゴール下を支配してください!
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