パスミスするということは点取りゲームであるバスケにおいて自ら攻撃権を放棄する最もやっていけない行為の一つです。
攻めるチャンスを失うどころか、大抵は速攻され、実質4点分も損してしまいます。
安全に正確にパスを通すことは得点の可能性を広げることにつながります。
カットされにくいパスの出し方をインサイドプレイヤー、アウトサイドプレイヤーにわけて解説していきます。
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パスカットをされないためには
パスカットをされないためには、まず、どのようなタイミングの時にカットをされるのかを知る必要があります。
ここで注目するポイントはバスケットの場合、パスカットは90%手を使って行われるということです。
つまり、カットをされるということはレシーバーだけを見ていて相手ディフェンスの手の位置と動きを把握していない、もしくは、相手に自分の動きが読まれていることが考えられます。
そのため、パスカットをされないためには相手の手の届かないところにボールを通せばいいわけです。
ディフェンダーの手がどの範囲まで動くのかをしっておけばパスは通るようになります。
人間の手は通常頭上から膝の高さまでをカバーできますが脇の下や耳の近く、足元にくるパスに対して反応できる人間はごく少数です。
ディフェンダーの手が届かない範囲からパスを通すか、脇の下や重心が置かれている足の真横に出すバウンズパスを使い分けみましょう。
もちろん、パスをだすということはレシーバー側にもカットされる原因があります。
ボールをキャッチする際、しっかりミートして貰いましょう。
また、この時重要になってくるのは、キャッチした後のボールキープの仕方です。
ボールの腹を相手に見せないないように、ピボットを踏み、しっかりキープしましょう。
もう一つ重要なことは、パスをするための予備動作を減らすことです。
ディフェンスは、オフェンスの目・肩・腰の動きを見て、相手がどこにパスするか、また、ドリブルするかを予測します。
そのため、パッサーは視線でフェイクを入れたり、なるべく予備動作をなくしてパスを出しましょう。
(関連記事:『魔法のパスを操るレジェンド!マジック・ジョンソンの5つの凄さ!!!』)
何度もパスの練習をしていると、スムーズな動きが出来るようになります。
利き手とは逆の手でもスムーズにパスが出来るようになると、一気にプレーの幅が広がるでしょう。
インサイドプレイヤーのポイント
インサイドプレイヤーは逆サイドに展開をしようとしてカットをされるケースがあります。
これはパスを受けた後、ディフェンスのプレッシャーに負け、ピボットやターンなどを行わずにパスを出すためです。
膝が曲がっていなければ、強くて正確なパスを出すことは出来ません。
プレッシャーをかけられても落ち着いて、一つ一つの動作を怠ることなく徹底してやっていきましょう。
アウトサイドプレイヤーのポイント
パスフェイクをいれると、ディフェンスからズレを生み出すことが出来ます。
その時にノーモーションパスをすることでカットされる確率を減らすことができます。
ドリブルを終えた後に予備動作のあるパスをするとカットされる確率が高くなるので、パスを行う際は最低1〜2つのフェイクを入れましょう。
もう一つのポイントは、味方の動きを予測して空間にパスを出すということです。
止まっている相手にパスを出すと、しっかり守っているディフェンスなら必ずカット出来ます。
レシーバーがディフェンスを振り切り、パスを貰うタイミングは1秒以下しかありません。
NBAに至っては0.1〜0.5秒、もしくはそれ以下だといわれています。
そのため、味方がノーマークだと思ってからパスを出すのでは、真剣に守っているディフェンスに必ずカットされてしまいます。
カットされないためには、味方がノーマークになることを事前に予測し、味方がパスを受けたいであろう空間にパスを出しましょう。
最初のうちは上手くいきませんが、思い切ってパスを出す練習をしましょう。
NBAのスーパーアシスト
NBAのプレイヤーのパスをしっかり観察してみてください。
世界最高峰の反応速度を持つ彼らでさえも、全く反応出来ないパスがたくさんあります。
パスを出すプレーヤーの目の動きや、パスを出すタイミングに注目してこちらの動画をみてください。
(関連記事:『魔法のパスを操るレジェンド!マジック・ジョンソンの5つの凄さ!!!』)
そして、何事も見て勉強した後は実践です!!
今日から練習してみてください!
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