バスケのオフェンスをする上で必須の動きが、”ドリブル”・”パス”・”シュート”です。
ドリブルを上達させるために鍛えるべき能力はいくつかありますが、まず一番初めに鍛える必要がある能力があります。まずは”指先の神経”を鍛える必要があります。
そこで今回は、試合で使える実践的なドリブル能力を向上させるために
・鍛えるべき能力
・練習中のポイント
・実際の練習方法
をご紹介します!
Contents
試合で使うのは”ボールを見ない”でドリブルする指先の神経!
バスケのオフェンスをする上で必須の動きが、”ドリブル”・”パス”・”シュート”です。
そんなバスケの代名詞である”ドリブル”に憧れてバスケを始めたと言う方も多いのではないでしょうか?
洗練されたドリブルは、スポーツを通り越し、芸術と呼べる代物でもあります。
そんな美しいドリブルに近づくために鍛えるべき能力はいくつかありますが、まずはドリブルをするための”指先の神経”を鍛える必要があります。
指先の神経を鍛える際、ボールを見ながらドリブル練習するのと、ボールを全く見ずにドリブル練習をするのでは、鍛えられる神経が違います。
結論からお伝えすると、鍛える必要があるのは”ボールを見ずにドリブルをするため指先の神経”です。
試合を想定すると分かりますが、試合中、ボールを見ながらドリブルをすることはありません。
つまり、練習中にボールを見ながらどれだけドリブル練習しても、試合中には全く役に立たないのです。
指先の神経を鍛える!ドリブル練習の2つのポイント!
目を瞑り視覚の情報を遮断する!
試合で使えるドリブルを上達させたい方は、ドリブル練習中、目をつぶり、視覚からの情報を遮断しましょう。
ボールを見ながらドリブルをした時に鍛えられるのは、視覚で認識したボールの動きに対応するための指先の神経です。
この神経をいくら鍛えても、試合中はボールを見ることがないため、意味がありません。
ドリブル練習中に目を閉じ、指先のみの神経でボールを扱うことで、より試合中に必要な神経を鍛えることができます。
目を閉じながらドリブル練習をする際は、
・ボールが軌道を描いて動いているのか?
・ボールの網目はどこにあるのか?
・ボールが地面に当たる位置はどこか?
の3つに意識を置くのがポイントです!
肩まで高く!力強いドリブル!
目を閉じながらドリブル練習する際、肝心なのが”可能な限り力強くドリブルができているか”です。
ボールが飛んでいくことを恐れて、ドリブルする力が弱まってしまうと上達することはありません。
ボールがコートにめり込むぐらい強くドリブルをつきましょう。
そうすることで、バウンドしたボールを受け止めるための掌の神経を鍛えることができます。
試合中にクロスオーバーをすると、ボールがどこかにいってしまった、と言う経験はないでしょうか?
試合中のドリブルは自然と力が入ってしまうため、普段から力強くドリブルをしていないと、バウンドしたボールを上手く受け止めることができません。
練習中からできる限り力強いドリブルを意識しましょう。
練習中は、
・バウンドしたボールが肩まで上がってくるか
・ドリブルの音は目を開けてドリブルした時と同じぐらい大きいか
・跳ね返ってきたボールは掌に吸い付いているか
の3つに意識を置いてください!
失敗はつきもの!ボールが転がるほど上手くなる!
もちろん、最初は指先の神経が発達していないため、あらゆる場所にボールが飛んで行ってしまい、失敗の連続です。(最初は2回連続でドリブルがつければ良い方です・・・)
今までボールを見ながら練習をしていた人は、一時的に下手くそになります。
ボールが転がりまくり、恥ずかしい思いもすることでしょう。(僕もそうでした・・・泣)
ただ、この指先の神経を鍛えることで、実践的なドリブルができるようになります。
当時のコーチには、よく「ボールが転がっていった数だけ、ドリブルが上手くなる」と言われていました。
ボールが飛んでいくのを恐れず、目を瞑り、力強いドリブルをしましょう!
ちなみに、指先の神経が鍛えられていくと、ドリブルをする際、指先がボールから離れる瞬間まで、ボールの網目の位置や表面の素材の感覚がわかるようになります。
指先の神経を鍛えれば鍛えるほど、ドリブル→パス・ドリブル→シュートの動きがスムーズに、また、力強くなります。
初めは上手くいきませんが、長期的に見れば、確実に周囲の上に行くことができます。
1~2ヶ月ほどで徐々に指先の感覚が研ぎ澄まされていくのを実感することができるので、ぜひやってみてくださいね!
小僧オススメ!ドリブル練習方法!
「そうは言ってもどんなドリブル練習をすれば良いのかわからない・・・」と言う方に、小僧が普段から行なっている簡単なドリブル練習をご紹介します!
5分程度でできるので、部活が始まる前のちょっとした時間や、試合前のアップに使ってみてくださいね!
①左右それぞれ片手で真下にドリブル(各10回連続)
ポイント:
・ドリブルする姿勢はパワースタンス(お尻を突き出し、膝がつま先より前に出ない体勢。ディフェンスのスタンスです!)
・目を閉じ、顔を上げ、胸を張る。
・力強くドリブルし、肩の高さまでボールが上がるようにする。
・ボールの網目を意識する。
②クロスオーバー(10回連続)
ポイント:
・ドリブルする姿勢はパワースタンス(お尻を突き出し、膝がつま先より前に出ない体勢。ディフェンスのスタンスです!)
・目を閉じ、顔を上げ、胸を張る。
・力強くドリブルし、両肩の高さまでボールが上がるようにする。
・ボールの網目を意識する。
・大鎌のような幅の広い軌道を意識する。
③左右それぞれ片手でクロスオーバー(各10回連続)
ポイント:
・ドリブルする姿勢はパワースタンス(お尻を突き出し、膝がつま先より前に出ない体勢。ディフェンスのスタンスです!)
・目を閉じ、顔を上げ、胸を張る。
・力強くドリブルし、両肩の高さまでボールが上がるようにする。
・ボールの網目を意識する。
・使用するのは片手のみ。
・大鎌のような幅の広い軌道を意識する。
④左それぞれ片手で前後にドリブル(各10回連続)
ポイント:
・ドリブルする姿勢はラウンジのスタイル(前に出した足の膝が90度になるように気をつける。後ろに引いた足のつま先は進行方向に向ける)
・目を閉じ、顔を上げ、胸を張る。
・力強くドリブルし、肩の高さまでボールが上がるようにする。
・ボールの網目を意識する。
・使用するのは片手のみ。
・大鎌のような幅の広い軌道を意識する。
⑤身体の後ろでクロスオーバー(10回連続)
ポイント:
・ドリブルする姿勢はパワースタンス。へっぴり腰になりがちなので要注意!
・目を閉じ、顔を上げ、胸を張る。
・力強くドリブルし、両肩の高さまでボールが上がるようにする。
・ボールの網目を意識する。
・大鎌のような幅の広い軌道を意識する。
・少し上級者向けのため、徐々に回数を増やすといいかも・・・!
目を閉じ、力強いドリブルを意識すると、たった10回のドリブルでも連続でするのは至難の技です。
ドリブルが上手くなればなるほど、ドリブルに込められる力も強くなるため、簡単な練習内容ですが、かなり奥が深いです。
僕の場合は、連続◯回!と決めてする方が好きですが、好みに合わせて回数や自分なりのルールを付け加えて練習すると、継続することができるのでオススメです!
NBAのスーパースターに学ぶ!相手を翻弄する華麗なドリブル!
NBAの中でも屈指のドリブル能力をもつカイリー・アービング。
ドリブルが徐々に上達してきたという方は、”異次元”と呼ぶにふさわしいカイリーのドリブルを参考に、ハンドリング技術を鍛えてみてくださいね!
カイリーのドリブルに興味がある方は、ぜひこちらの記事をご参考ください!
→『カイリー・アービングのドリブルを徹底解明!これらをマスターしてエースになろう!』