オフェンス、デイフェンス両面で重要な技術として”リバウンド”があります。
ゲームでシュートの成功確率が100%になることはありません。少なくとも半分は外れています。
誰のものでもないルーズボールを何回自分たちの手にできるか。
1回の攻撃で1回のシュートでは物足りません。
オフェンスリバウンドを取ることができれば+4点分の働きにもなるのです。
”リバウンドを制する者はゲームを制す”という伝説的な言葉があるようにインサイドプレイヤー
特にセンターとパワーフォワードにとっては必須の技術です。
リバウンドをとる心構えとしてシュートは外れるものだと思いましょう。
とにかくリバウンドに対して貪欲になること、それに経験測による予測が伴えば
無敵になれます。
オフェンスの場面でリバウンドをとれればまたチャンスを継続させることができることができる以外にも
リバウンドが強い見方がいるだけでシューターも思いっきりよく
シュートをうてるようになるなど好循環があります。
リバウンドが強い=チーム全体の攻撃力のアップにつながるのです。
ディフェンスの場面ではディフェンスリバウンドを
確実に取ることで相手の攻撃を一回で終わらせ相手の流れを切ることができます。
スラムダンクの主人公桜木はことごとくオフェンス・ディフェンスリバウンドをとるため
それだけでも十分に試合を左右するプレーをし続けていることになります。
Contents
最強の”リバウンド王”になるために
求められること
- 誰よりも早くボールに触れることができる高さ
- 人の密集するゴール下での存在感を発揮できるパワー
- ボールの落下地点により近い位置に入り込むポジショニング
リバウンドの基本
ジャンプの最高点でキャッチすること
リバウンドでは相手との競り合いに負けないパワーはもちろん
跳ね返ったボールをできるだけ早くキャッチするための高さが要求されます。
シュートが打たれたらボールではなく自分がマークする相手を見て
左右どちらからも抜けられないように体で押さえます。
落下点を見極め空中で両腕をボールに向かってしっかり伸ばしジャンプの最高点で、
肘が伸びきった状態で胸元に着地と同時に引き寄せてしっかりとキープします。
リバウンドのコツ
①シュートが打たれたらボールではなくマークする相手を見る
リバウンドでは相手に取らせないようにすることが最も大事で
極論をいえば自分自身のマークする相手を飛ばせなければ自分も飛ぶ必要はなくなります。
ボックスアウトさせるために腕を相手の胸へと伸ばし距離をはかって相手をおさえます。
②コンタクトしたらリングを見る
体で相手をおさえたら体がゴールに向いているので
自然とゴールが視界にはいっています。
相手が視界からこの時消えますが背中で相手の気配をかんじつつボールの行方をみます。
③最高点でボールをキャッチする
自分のいるサイドにボールが飛んできたときに
ボックスアウトができていれば相手より前に飛べるのでボールが死守できます。
逆にボールが飛んだ場合は味方に任せ次の動きを考えることが大事です。
④ボールをとったら両肘を外側に向ける
リバウンドをとっても次の瞬間スティールされては意味がないので
着地と同時に肘をだし相手を威嚇しましょう。
相手との競り合いの距離が近い場合は肘の曲げ伸ばしでボールを
持ち上げる動作を加えてカットの可能性を低くすることもポイントです。
オフェンスリバウンドを狙う技
ドリブルで抜き去る技をリバウンドをとるときも応用して使います。
①スイムアーム
クロールのように腕を回転させ相手を抜く技術です。
コツは腕を振り下ろすときに相手の腕を払うようにすると腕で押さえられずに前に出ることができます。
バスケの動画よりもアメフトのスイムの説明の方がわかりやすいのでアメフトを使います。
スイムアームを成功させるには予備動作がかかせません。
行きたい方向と反対方向にステップを踏みディフェンスのバランスを崩すことが重要です。
②バックロール
ディフェンスに対して半身になり方を寄せて体を密着させ相手の体を預けるようにして
コンパクトに回転することでボックスアウトまでの姿勢をスムーズにとれるようになる技です。
味方がシュートを打った瞬間オフェンスはディフェンスに対して足をクロスするようにステップを踏みこみます。
その動きにディフェンスが反応したら左足を軸にして右足を後ろに引くバックターンを行います。
次に右足を軸足にしてフロントリターンをしてリバウンドポジションを確保しましょう。
バックロールはキレが命です。
動作が遅いと察知されブロックされます。いかにコンパクトにまわれるかが勝因にかかわります。
③ステップバック
強行突破のパワー勝負に見せかけて鋭いステップを大きく入れ
相手のマンマークから外れた瞬間にベストポジションに向かう技です。
コツはステップバックからの切り返しを早くすることです。
ディフェンスリバウンドを狙う技
①ブロックアウト
スクリーンアウトとも呼ばれるポジションテクニックの一つです。
シュートが打たれた瞬間にマークする相手と体を密着させ方と腕を相手に当ててブロックをします。
オフェンスが横に動いてブロックをかわそうとしてきたらサイドステップでついていき
前に出られないようにしましょう。
リバウンド王になるための練習法
ツーオンツーリバウンド
この練習ではブロックアウトの技術を磨きます。
飛ばせなければ自分も飛ばなくていいのでブロックアウトが完璧にできれば
リバウンド王に飛ばなくてもなれるんです。
いいポジションに入り相手を抑えることができればリバウンドの成功確率は
ぐんと上がり勝利を手繰り寄せることができます。
球出し役はパス、シュートのみならず
たまにボールをベースライン手前でバウンドさせましょう。
ラインをきったボールを確実に生かして味方へつなぐことができれば
攻撃のチャンスは増えます。
仲間が見えない状態でルーズボールを追う場合
仲間からの声掛けが欠かせません。
味方の位置が見えなくてもパスはこれですることができるので
100%の脚力をボールに向けることができます。
いかがでしたか??
何度も言います。
リバウンドを制する者はゲームを制す…
リバウンドの練習に力を入れているチームはチーム全体の攻撃力が強いです。是非参考にしてみてください。
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