身長が小さいからオフェンス・リバウンドにいくのを諦めて、さっさとセーフティで戻ってしまう。
身長を理由にリバウンドに参加することを諦めていませんか?
「身長が小さくてもリバウンドを量産した!」「もっと活躍したい!」という方のために、最強のオフェンス・リバウンドテクニック“飛び込みリバウンド”をレクチャーします。
ガッツさえあれば誰にでも出来るので、是非明日からの練習に役立ててください!
Contents
飛び込みリバウンドとは?
“飛込みリバウンド”とは、その名の通り、「走り込んでオフェンス・リバウンドを取る技術」です。
百聞は一見にしかずということで、まずはこの動画の10〜7、5、1位のリバウンドを見てみてください。
心配はありません。
注目していただきたいのは、“ダンク”ではなく、“どうやってリバウンドをとったか”です。
スクリーンアウトにもかからず、また、ジャンプ勝負をするわけでもなく、ディフェンスの予想しない位置からリバウンドをとっていますよね。
これこそが“飛込みリバウンド”です。
飛込みリバウンドは、ディフェンスが意識していないアウトサイドのプレーヤーが突然走り込んで来て、リバウンドを搔っ攫う技術です。
それでは、この飛込みリバウンドのメリットから見ていきましょう。
脅威!“飛び込みリバウンド”の4つのメリット
身長が必要ない!
飛込みリバウンドには、身長が必要ありません。
どんなに小さくてもタイミングさえあれば、リバウンドを取ることが出来ます。
バスケットボールでは、一般的に、20cmの身長差がある相手からは、余程の身体能力が無い限り、空中戦でリバウンドを勝ち取ることは不可能だといわれています。
しかし、この飛込みリバウンドの技術を使えば、助走を使い、ボールに飛びつくことが出来るので、たとえ身長の低い選手でもリバウンドを取ることが出来ます。
こちらの動画をご覧ください。
有名なアレン・アイバーソンのプット・バック・ダンクです。
全身バネの塊であるアイバーソンでも、普通にリバウンド勝負をすれば、絶対に勝てません。
しかし、彼は“飛び込みリバウンド”の技術を使い、自分より遥かにデカい相手からリバウンドを奪っています。
スクリーンアウトにかからない!
飛込みリバウンドの技術を使えば、スクリーンアウトに掛かることはありません。
スクリーンアウトは、シュートが放たれた瞬間にすると効果的ですが、対象者が動き出してからだと止めることは出来ません。
それどころか、動いている相手に無理にスクリーンアウトをするとブロッキングが取られます。
味方がシュートを放った瞬間、ディフェンスがスクリーンアウトにくる前に、左右にずれを作るだけで飛込みリバウンドに参加することが出来ます。
“飛込みリバウンド”は、ディフェンスにとって、まさに“脅威のリバウンド”なのです。
必要なの○○○だけ!
飛び込みリバウンドに必要な技術はほとんど何もありません。
必要なのは「絶対にとってやる」という“気持ち”だけです。
この気持ちは、練習中から培えるので、日々の練習からリバウンドに参加することを癖付けていきましょう。
ディフェンスを完全に翻弄する!
ディフェンスからすれば、死角から急に走り込まれ、リバウンドを取られるので、完全にお手上げです。
スクリーンアウトを行おうとしても、かけるより前に動かれてはどうすることも出来ず、完全に翻弄されます。
これにより、ディフェンスは体力的にも精神的にも披露してしまいます。
リバウンドを量産しよう!“飛込みリバウンド”を徹底解説!
それでは“飛込みリバウンド”のやり方を解説しましょう。
やり方は非常に簡単です。
味方がシュートを撃ち、ボールがリングに当たった瞬間にボールがはねる位置を予測して走り込むだけです。
「常にリバウンドに参加するぞ!」という気持ちさえあれば、身長など関係なく誰にでも出来る簡単な技術です。
最初のうちは、タイミングを掴むことやボールの跳ね方を予測することが難しいので、少し「慣れ」が必要です。
意識すれば、普段の練習の中で練習出来るので是非練習してみてください。
“飛込みリバウンド”の練習方法!
飛込みリバウンドの練習は、味方のシュートが発生するメニューならいつでも出来ます。
また、シューティング練習でも培えるので是非練習してみてください。
方法は簡単です。
対人練習の際、味方がシュートを撃ったら、リングに当たった瞬間にスタートをきり、ボールに飛込みましょう。
最初はタイミングや予測が合わず、あまりとれませんが、2〜3週間も続ければコツが掴めます。
誰にでも出来る技術ですが、「常にリバウンドに食らいついてやる!」という気持ちがなければ、絶対に上手くいきません。
練習中から飛込みリバウンドを行うことを癖付けていれば、試合中にも上手くいくでしょう。
また、練習中から味方のシュートの跳ね方を見ておくことで、試合中でも何となく跳ねる方向を予想することが出来ます。
NBA歴代屈指のリバウンダーにして、史上最強のBIG3としてバスケの神・マイケルジョーダンと共に活躍したデニス・ロッドマンは、練習中、ひたすらチームメイトのシュートとそのボールの跳ね方を観察し続けていたそうです。
彼は203cmと、NBAの中ではあまり身長は高くありませんが、7年連続リバウンド王に輝きました。
チームメイトのシュートを観察することがいかに重要か分かりますよね。
実践する上でのコツ
飛込みリバウンドにはコツがあります。
闇雲に走り込むより、この2つのポイントさえ押さえておけば、リバウンドをとれる確率がグッと上がります。
是非頭に入れておきましょう。
飛込むタイミングはボールがリングに当たった瞬間!
飛び込みリバウンドで大切なのは「飛込むタイミング」です。
味方がシュートを撃った瞬間に走り込んでも、ボールが落ちてくる前にリングの根元に到達してしまいます。
逆に遅すぎると、既にボールが相手の手に渡り、速攻のチャンスになってしまいます。
ここで重要なのは、“ボールがリングに当たった瞬間”に走り込むということです。
逸る気持ちを抑え、ボールがリングに当たるまで我慢しましょう。
※味方のシュートが悪い場合(エアボール、弾丸シュート、ボールがリングから2メートル以内に跳ねないシュート)、予想外の方向にボールが飛んでいきます。
気持ちが折れそうになりますが、切り替えましょう!
走り込むコースに注意!
飛込みリバウンドにいく際には、走り込むコースに注意しましょう。
飛び込みリバウンドは基本的にスクリーンアウトにかかりません。
なので、走り込む際、わざわざディフェンスのスクリーンアウトにかかるようなことは避けましょう。
基本的にはまずリングを目指して走り込めばいいのですが、もしもコーナー(0°の位置)にいる場合、逆サイドのウィング(3P上45°の位置)に向かうようなコースで走り込みましょう。
確率が格段に上がります。
相手が対応してきたら・・・
何度も飛び込みリバウンドを行っていると、相手のディフェンスもある程度対応してきます。
リングから離れた位置にいてもスクリーンアウトをかけてくるようになります。
しかし、心配することはありません。
相手がスクリーンアウトにくるワンテンポ早く動き、相手のマークを外しましょう。
リングから離れれば離れるほど、簡単にスクリーンアウトから逃れることが出来ます。
「常にリバウンドに参加してやる!」という気持ちさえあれば、誰にでも出来る“飛込みリバウンド”。
たとえ身長がなくてもリバウンドは絶対にとれます。
是非実践してみてくださいね!
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