コービー・ブライアントは、NIKEが新作のバッシュを開発した際、完成品の靴底部分を数ミリ削るよう指示したと言います。
理由は「相手の動きに反応する速度が100分の1秒速くなるから」。
「たった数ミリ、0.01秒の差か」と思う方もいると思いますが、世界のトッププレーヤー達は、それほどまでにバッシュの持つ機能性にこだわります。
このように、バスケットボールにおいて、バッシュの持つ機能性は非常に重要です。
ここでは、バッシュを選ぶにあたり、絶対にチェックしなければいけない7つのポイントを紹介します。
このポイントを押さえて自分にあったシューズを選びましょう。
Contents
知っておきたい7つの機能性!!!
軽量性
軽量性とは、その名の通り「軽さ」のことです。
どのスポーツにも共通していますが、スピードが必要な場合、「軽さ」が重要になります。
バッシュは一見重そうに見えますが、中には驚くほど軽いものも存在します。
スピードを追求したプレースタイルの方は、この“軽量性”に着目してみましょう。
クッション性
クッション性とは、強い衝撃を吸収してくれる性質のことです。
バスケットボールでは、リバウンドの着地時やディフェンスの踏ん張りの際、かなりの衝撃が足にかかります。
足への負担は知らず知らずのうちに貯まり、膝や腰の故障の原因となります。
クッション性の高いバッシュを選ぶことで、それらの負担は大幅に軽減されます。
足や腰への負担が心配な人は要チェックです。
最近では、エアーが入ったバッシュなども登場しているため、是非チェックしてみてください。
安定性
安定性とは、その名の通り「足下がいかに安定するか」です。
安定性の悪いものだと、足下がぐらぐらし、バランスが不安定になります。
また、それだけではなく、着地や踏ん張りの際、足首に負担がかかるため、故障の原因にもなります。
故障予防のためにも、クッション性だけでなく、安定性があるバッシュを選びましょう。
グリップ性
グリップ性とは、「地面に力を伝える力」のことです。
バッシュの裏側を見てみると、溝がありますよね?
実はこの溝がグリップ性を高めてくれているのです。
溝の形状により、ディフェンスの際の横の動きの早さや、その他のクイックネスが変わってきます。
グリップの凹凸が大きければ大きいほど、地面に伝わる力は大きくなりますが、比例して安定性が失われるので、自分のプレーにあった強さを知りましょう。
(→『ポジション別バッシュの選び方!』)
フィット性
フィット性とは、いかに「しっくりくるか」のことです。
このしっくり感は、他のどの機能よりも重要です。
たとえ、どんなに他の機能が優れていても、そのシューズを履くたびに違和感があったり、靴擦れしてしまう、などということがあれば、本来の力の70%ほどしか出せません。
逆に、ある程度その他の機能が低くても、完璧にフィットしていれば、力の120%を出すことが出来ます。
シューズの購入前には、一度履いて動いてみましょう。
屈曲性
屈曲性とは、「どれだけソールが曲がるか」のことです。
ソールとは靴の底の部分で、スピードを出す際、ここがいかに曲がるかが非常に重要になってきます。
人は加速する時、シューズの前の部分を屈折させ、関節をうまく使い、地面を蹴ります。
そのため、屈曲性が高いほど、スピードが出せるということです。
ただし、ある程度の硬さがあると、元に戻ろうとする反動により、さらに地面を蹴る力がますため、自分にあった強さを知っておきましょう。
耐久性
耐久性は、いかに「丈夫であるか」です。
プレーする際、バッシュへの衝撃はとても強いため、耐久性によっては、たったの2、3ヶ月しか保たなかったということがあります。
耐久性を求めると、軽量性が下がってしまうということもありますので、自分のプレーにあったシューズを選びましょう。
参考になりましたか?
バッシュのもつ機能を詳しく知り、自分にあったバッシュを見つけてくださいね!
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