スポーツをすることで足を痛めることがありますが、その痛め方は様々です。
突然の痛みや、積み重なりによる痛み、そのスポーツならではの痛みもあります。
今回はどういった痛みがスポーツによって起きる可能性があるのか、どういったスポーツがその痛みを引き起こすのかについて解説していきます。
Contents
スポーツによる膝の痛みの原因と症状!
半月板損傷
【主な症状・特徴】
半月板という膝の軟骨組織が欠けたり、断裂することをいいます。
無理な体勢や急激な動きにより、膝が無理にひねられたりすることで半月板に負荷がかかり損傷して引き起こされます。
症状としては膝の曲げ伸ばしが出来ない、膝に力が入らない、スポーツで強く打ったり無理をしてから痛みが続くといったことが挙げられます。
【なりやすいスポーツ】
野球、サッカー、バレーボール、テニス、スキー、バレーボール、ラグビーなど
靭帯損傷
【主な症状・特徴】
靭帯は骨と骨をつなぐ組織で膝を安定させる役割があります。
その靭帯が膝に強い負荷がかかった時に裂けたり破けてしまうことを靭帯損傷といいます。
膝がぐらぐらした感じがあり歩くと膝がガクッと落ちたり、膝がずれたり抜けるといった症状がります。靭帯が切れたときはブチッといった音が聞こえます。
【なりやすいスポーツ】
野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビー、スキーなど
ランナー膝
【主な症状・特徴】
膝の曲げ伸ばしの摩擦により、その回数が増えるほど炎症を起こしてしまいます。
腸脛靭帯が炎症を起こすことをランナー膝と言います。
痛みは足を曲げている状態から伸ばした時に感じることが多く、初期段階では膝に違和感を感じたりランニング中に痛みを感じることが多いです。
放っておくと痛みは慢性化してしまいます。
【なりやすいスポーツ】
マラソン、バスケットボール、エアロビクスなど
ジャンパー膝
【主な症状・特徴】
ジャンパー膝はランナー膝同様膝を使いすぎることで起こります。
膝障害の総称にはなりますが、主に膝関節の軟骨に炎症を起こしてること多いと考えられます。
初期段階であれば、痛み以外に腫れや発熱が起こります。それが進んでいくと膝の曲げ伸ばしに影響が出てきてしまいます。
(関連記事:『ジャンパー膝が原因の膝の痛み!改善方法と予防法!』)
【なりやすいスポーツ】
サッカー、バスケットボール、バレーボールなど
オスグッド病
【主な症状・特徴】
成長期に軟骨層が成長することで起こる膝の痛みで、下半身を良く使うサッカーなどのスポーツをしている子供によく見られます。
成長軟骨が何度も引っ張られることで痛みを感じます。
初期段階では運動時にのみ痛みが感じられますが、大半が保存療法で様子をみることになります。
(関連記事:『オスグッド病が原因の膝の痛み!改善方法と予防法!』)
【なりやすいスポーツ】
サッカー、バスケットボール、ランニングなど
タナ障害
【主な症状・特徴】
10代から20代の膝の屈伸や打撲を伴うスポーツをする人によくみられる疾患です。
膝の曲げ伸ばしの繰り返しによってタナと言われる部分が炎症を起こすことをいいます。
痛みだけでなく腫れも出て、膝に違和感を感じるようになります。
【なりやすいスポーツ】
野球、バスケットボール、バレーボール、陸上競技など
離脱性骨軟骨炎
【主な症状・特徴】
主に10代から20代のよくスポーツをする人に見られる疾患です。
関節の軟骨とその下にある骨の一部が壊死してはがれてしまう状態のことをいいます。
初期症状は軽い関節痛ですが、徐々に膝の曲げ伸ばしや走ることが難しくなっていきます。
【なりやすいスポーツ】
サッカー、バスケットボール、バレーボールなど
膝蓋軟骨軟化症
【主な症状・特徴】
膝の皿の裏側の軟骨が太ももの骨とこすれあうことで、軟骨がすり減り炎症を起こす症状のことです。
膝を酷使するスポーツや、膝に負荷をかけるスポーツによってひきおこされます。
膝の皿を押したときに痛みを感じたり、膝を伸ばすときしむような感覚があります。
【なりやすいスポーツ】
ランニング、スキー、陸上競技など
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